

2022年映画ベストテン+3
岩根彰子のベスト10+3 © 2019 SAINT FRANCES LLC ALL RIGHTS RESERVED DVD発売予定 1 セイント・フランシス 2 ちょっと思い出しただけ 3 PLAN75 4 帰らない日曜日 5 よだかの片想い 6 ドライビング・バニー 7...


私的名台詞#11「いまさらだけど……」
映画『冬薔薇』 口先だけの夢を語るばかりで、専門学校にも行かず、親のスネをかじり、友人や女から金をせびっては、だらだらと暮らしている、25歳の渡口淳(伊藤健太郎)。彼を筆頭に、それぞれに鬱屈を抱えながら生きる、ある港町の老若男女を活写した群像劇(撮影・笠松則通)。...


2021年映画ベストテン+3
石村加奈のベスト10+3 ©︎2020「子供はわかってあげない」製作委員会 ©︎田島列島/講談社 1 子供はわかってあげない 2 1秒先の彼女 3 ボストン市庁舎 4 ドライブ・マイ・カー 5 ノマドランド 6 パワー・オブ・ザ・ドッグ 7 アメリカン・ユートピア 8...
私的名台詞#10 自分を助ける最良の人は、自分よ
映画「マダム・イン・ニューヨーク」から 8月に入って、調子が悪い。 仕事では、まともに取り合ってもらえない状況が続いて鬱々とし、いや、そもそもそんなたいそうな者でもなし、と思い直しては、どんよりしている。 住み始めて15年になる家は、あちこちガタがきはじめて、ネットで修繕費...


2020年映画ベストテン+3
石村加奈のベスト10+3 ©2020「海辺の映画館-キネマの玉手箱」製作委員会/PSC 1海辺の映画館ーキネマの玉手箱 2パラサイト 半地下の家族 3はちどり 4ソウルフル・ワールド 5おらおらでひとりいぐも 6国葬 7ストーリー・オブ・マイライフ・わたしの若草物語...


大林映画でしか見られない、壮年女性の色気
『海辺の映画館ーキネマの玉手箱』より 久しぶりに大林宣彦監督の映画『北京的西瓜』(1989年)を観て、気づいたことがあった。私は、大林映画の所謂“永遠の少女”より、人生の重みを背負えるだけの太さを備えた、壮年の女性たちに魅了されてきた。例えば『女ざかり』のヒロイン(吉永小百...


2019年映画ベストテン+3
岩根彰子のベスト10+3 ©Meta_Spark&Kärnfilm_AB_2018 1 ボーダー 二つの世界 2 幸福なラザロ 3 シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢 4 永遠の門 ゴッホの見た未来 5 ナディアの誓い 6 天国でまた会おう 7...


枠から飛び出たヒロインにワクワク
タイトルや、主人公が一人暮らしの老女という設定からは想像もつかない、エッジの効いた映画だ。 映画の冒頭、ロシアの田舎町に暮らす73歳のエレーナは「心臓病で、いつ死んでもおかしくない」と余命宣告を受ける。都会に暮らす一人息子の“お荷物”にならないようにと、すべからく彼女は自分...


初めて母と映画を
最初にお断りしておくが、これはレビューではない。骨のある社会派映画について、こんなにセンチメンタルな文章も少し的外れかもしれない。しかし、映画についての、ひとつのエピソードとして記しておきたかった。 7月某日金曜日の午前中、病院で診察を待っていると、となりで新聞を読ん...


2018映画ベスト10+3
2018年公開の映画ベスト10+その他印象に残った作品3本をピックアップ。 石村加奈の10+3 ©2017 Twentieth Century Fox. 1 スリー・ビルボード 2 菊とギロチン 3 ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書 4 レディ・バード 5...